もっと真田丸、真田太平記 37回 大坂城で戦いの始まり
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もっと真田丸、真田太平記 37
慶長19年11月、真田丸が完成します。そこに角兵衛がやって来て、自分を欺いて置いていったことを非難、ここに置いてくれと泣きつきます。「わしと共に死ぬると申すか」幸村の問いかけに即答する角兵衛「いかにも!」。角兵衛が山中忍びと通じていることを考慮し、幸村は佐助に目を離さぬよう命じます。

画像参照:土曜日の美女たち
その完成した真田丸で、真田の忍び・喜助によって兵たちの訓練が行われますが所詮は寄せ集め。見物している角兵衛は大笑いです。しかし幸村が冗談を言って笑わせ、「夜這いから逃ぐる時のように、さっと引くのじゃ」と分かりやすく教えると、段々形になってきて角兵衛を沈黙させます。この日幸村は褒美に酒を振る舞います。
大坂城近くまで陣を進めた家康は真田丸を視察し、迂闊(うかつ)に手出し出来ないことを確認。伊豆守・信之に「誰にも会わず誰にも報せずに、京の二条城へ入る」よう命じる書状を送ります。むろん将軍家にも秘密裏に。
その頃、真田の忍びたちは織田有楽斎が淀の使いとして、家康へ何度となく渡りを付けていることを確認。和睦の道を探っていることを知り、幸村にも知らせます。父・安房守の夢を目前にして、それが叶わないことを憂う幸村。
家康からの正式な書状と共に、滝川三九郎からの書状を受け取った信之。三九郎からのものには「家康は信之と幸村を会わせる腹、その後に豊臣を討つつもりだ」とあります。二条城へ向けて立つ信之は、家康からの書状を大切に保管しておくように小松殿に命じます。

画像参照:土曜日の美女たち
茶臼山近くまで進んだ家康は、真田丸以外の砦を全て攻め落とすことを命じます。丸裸にしてから和睦に持ち込みたいとも告げます。そして自ら敵陣を見回ると宣言して、部下の言葉には耳も貸そうとしません。「家康見廻り」の情報は幸村にももたらされ、お江たちは天満川にて待ち伏せることにします。しかし家康が討たれる可能性を憂いて命がけで本多正信親子が反対、ついに家康も敵陣視察を諦めます。

画像参照:土曜日の美女たち
家康の視察中止に落ち込む忍びたち。徳川軍は大坂城西に設けられた砦をほぼ落とし、真田丸のみが無傷の姿を晒しています。そんな中、お江が人払いの上、幸村に「大坂城の獅子心中の虫を殺害する」ことを進言。織田有楽斎、大野修理、淀殿の3人を討てば和睦は吹き飛ぶと説明します。しかし幸村は黙って首を横に振るばかり。

画像参照:土曜日の美女たち
そして幸村は忍びたちを前に、こう呼びかけます。「明朝、わしは茶臼山に仕掛けてみようと思う。皆には敵陣を撹乱して欲しい。この仕掛けで、本多政重の軍をおびき出すつもりだ」。その頃、信之は京・伏見の真田屋敷に到着していました。
今回は幸村のシーン多めです。寄せ集めと揶揄される兵たちを笑わせながらも統率していく様、もたらされる情報を元に謀略を作り上げる様。まさに「知将」の面目躍如です。最初は馬鹿にしていた角兵衛が真顔になり、度々「幸村暗殺」を催促する徳川のスパイを斬り殺すシーン、その後自分に背を向けて立つ幸村を見守るように腰を降ろすシーン、説明は一切ないにも関わらず、その胸中に何となく納得させられてしまうんですよね。そして、やはり涙腺を刺激され続けます。
土曜日の美女たち
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