真田丸 茶々様からもらった呪いの山吹の押し花を食べた きりちゃん、かわいい
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真田丸振り返り、第19回 恋路
秀吉との謁見を済ませ徳川与力となった昌幸・信幸一行は、家康から信幸の縁談を持ちかけられます。
一方信繁は茶々に強引に誘われて立ち入りを禁じられている蔵へ。
そこで茶々の身の上話を聞かされ瞬間心が触れ合ったかのように思われますが、2人のことが城内で噂になり、秀吉の耳にも入る事態に。
恋路?
信繁は茶々に誘われて、立入禁止の蔵に足を踏み入れます。
そこには武具が納めてあるのですが、茶々は自らの境遇を聞かれるでもなく語り始めます。
悲惨な死を見てきた茶々が「死ぬことなど恐れていない」と語った時、倒れかかってきた長巻から庇う信繁、「死を恐れない人の驚き方ではありません。」
このシーンのあらすじには「信繁は茶々に好意を抱いてしまう」とあります。
何らかの心の触れ合いははあったでしょうが、個人的には恋愛感情というよりも「過酷な境遇を生きてきた茶々に、心を寄せた」という印象です。
ですので「恋路」と言うのは茶々の側の想いでしょうか、何となく消化出来ません。
そしてこの茶々と信繁のことが城内で噂になり、一度は逃げ切ったものの、秀吉に詰問されることに。
徳川家と真田家の縁組

さて徳川の与力となった真田家ですが、家康から嫡男・信幸との縁組を持ちかけられます。
相手はあの本多忠勝の娘、稲。
おこう様を思い渋る信幸に、昌幸も(いぶし銀)叔父上も「悪い話ではない」と乗り気です。
「離縁すれば良いではないか」とありましたが、この時代はそういうことも行われており、次回の信幸・おこう様が見ものですね。史実では…サプライズの予感がします。
それにしても小便中に、あの本多忠勝に後ろに立たれているのに、動じない信幸はさすがです(笑)。面白い場面です。
そして久方ぶりの(いぶし銀)叔父上!真田家方式の総髪ではなく、徳川家方式の月代でスッキリ。
大坂シーンが緊張で息苦しいので、真田家ファミリーや徳川ご一行シーンが砂漠のオアシス状態に。
豊臣家の終わりの始まり

茶々と武具蔵に入ったことが秀吉にばれ、詰問された信繁は正直に話します。
その流れのまま、秀吉は茶々に側室になってくれぬかとプロポーズ。
「茶々は幸せな一生だったと言わせてみせる」は中々心を揺すぶられる言葉ですが、その後を知っている身としては切ない。
茶々様付きから外してくれるよう依頼した信繁にかける茶々の言葉「私たちは不思議な糸で繋がっている、私たちは同じ日に死ぬのです」これはまさに、ラストシーンへの布石でしょうか。
幸いにも茶々から貰った山吹の花を、きりが取り上げて食べてしまいましたが、どう描いていくのでしょう。余りにもベタな布石にもう一度「5分でわかる~」を見直したら、このシーンに赤備えの突撃シーンが挿入されていて、布石にダメ出しされてしまった気分。
ところで桜の花がこれでもか!という位に散り、舞っていました。
朝鮮出兵、予告での落書きの下手人捜し、秀長病気と、豊臣家の今後を暗示するかのようなシーンでした。豊臣家崩壊の始まり、それが強く印象に残った回でした。
「祝言」の回もそうでしたが、華やかな「祝い」と「呪い」が存在している恐ろしさ。
それを薄々皮膚に感じているかのような、言い知れぬ不安。
ちょっと気になったのは、茶々からもらった山吹の花を食べてしまったきりちゃん。可愛かった。
「ナイス!」と言いたいところだけれど史実を動かすはずもなく、1日ずれる布石ですか?
それとも…な回でありました。
NHK大河ドラマ「真田丸」公式ホームページ
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