もっと真田丸、真田太平記 8 第一次上田合戦の後、真田は徳川与力に
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2016/07/16
もっと真田丸、真田太平記 8
上田城下が緊張に包まれる中、大久保忠世を始めとした徳川軍およそ10,000が攻め寄せて来ます。砥石城の源三郎信幸は気迫に満ちた面差しで出陣、上田城の丹波・昌幸は又五郎と碁盤を囲み中。徳川軍の出撃を聞いた昌幸、碁盤を睨みながら「よーし来るなら来い。引きつけて、引きつけて…」パチリ。第一次上田合戦の幕が開きます。
画像参照:土曜日の美女たち
砥石城から出撃した信幸軍は徳川軍の横っ面を突き、反撃に回る徳川軍から逃げると思わせて引きつけ、とうとう常田口を突破。徳川軍が侵入した後、真田の忍びたちは柵などを設置して帰路を封じます。取り付いて来る徳川軍の頭上から丸太を落とし鉄砲を撃ちかけ矢を射かけ、昌幸出陣!「押し出せー!」勝つことを知っているからか、この辺りは何度見ても目を離せません。
その頃沼田を守る矢沢頼綱も奮戦、「上杉が10,000の援軍を出したぞー!」と触れ回ります。下調べしていたはずの上田城から撤退したい徳川軍ですが帰路が分からず、そこに地雷火が炸裂しもはやグダグダな有様。ようやく退路を見出した者も神川の堰を切られて、押し寄せる濁流に呑み込まれていきます。
画像参照:土曜日の美女たち
さて上杉との約定通り、源次郎信繁は春日山城に向けて発ちます。その夜は早速戦話、上杉景勝が真顔で信繁に「真田を少々見くびっておったぞ」、促されて「一つだけ空けておいた退路に敵はまんまとはまり、堰を切った神川に~」と戦話に盛り上がります。この席で源次郎信繁は「人質とは思わぬ、偎の近侍となれ」と申し渡されます、気に入られたんですね。
画像参照:土曜日の美女たち
この後徳川軍が再び攻めかけようとしますが、秀吉の仲介により徳川軍が兵を引きます。その秀吉から徳川与力の命が届き昌幸は激怒、「歯向こうて真田を潰してしまった方がましじゃ!」といきり立ちますが、信幸にいなされて渋々駿府に赴きます。
この家康も中々の家康で、腹の内が読めない忍耐強い風味です。演じているのは中村梅之助さん。上田合戦の話の後、信幸を我が婿としたい旨切り出します。一瞬躊躇う昌幸をチラ見、信幸が「有り難く」と平伏します。臨席していた本田忠勝の娘、稲を家康の養女として信幸の正室とすることが告げられます。
画像参照:土曜日の美女たち
その晩を本田邸で過ごす昌幸親子ですが、本田忠勝がのらりくらりと「婿は、娘自身に決めさせたい」と言いだし、プチ怒な昌幸。そして有名なあのシーン、稲姫(紺野美沙子)のアゴクイへと場面が変わります。この場面の渡瀬・信幸も毅然として気迫あり、ぜひ見て頂きたいシーンです。稲姫の気品溢れる美しさに目眩がしそうです。
稲姫のたっての希望で、信幸の元へ嫁ぐことが決まります。本田忠勝が頭を下げてきたことに昌幸は大いに満足、信幸と酒を酌み交わしながらの妻談義。時折、信幸に含みがあるような描かれ方をする丹波・昌幸ですが、「苦労しても知らぬぞ」と大笑いするこのシーンは2人のとっても良いシーンです。
さて、この家康との面会時に依頼していた豊臣秀吉との謁見が許され、昌幸親子は大坂へ。秀吉役は長門裕之さんで、この秀吉もひと癖も二癖もありそうな。早速信幸に良い嫁をの流れに行きますが、既に徳川との縁談が決定済。秀吉は源次郎信繁を大坂へ送ることを提案(人質)、昌幸は真田という小国の悲哀をかみしめます。
いや~、上田合戦は見応えがあるし、家康、秀吉、本田忠勝に稲姫登場、しかも昌幸・信幸の妻談義に男の中の男・上杉景勝に源次郎信繁と、絶対に見落としてはいけない回です。源次郎信繁が春日山城に出向く前夜、訪ねてきたお江と月を眺める美しいシーンもありますし。ところで草刈・信繁は「真田太平記」では最初から「幸村」ですね。次回より、草刈・信繁→草刈・幸村と改めます。
土曜日の美女たち
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