真田丸 もっと知りたい 真田太平記 2
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2016/08/28
もっと真田丸、真田太平記 ②
画像参照:土曜日の美女たち
さて草刈・信繁は別所温泉で傷を癒す向井佐平次と意気投合、名残惜しそうな佐平次を自分の臣下とします。道々一軒の館の前で馬を止め、「私はここで生まれたのだ」と語る信繁。何やらいわくありげです。
その頃丹波・昌幸は沼田城で愛妾・お徳(坂口良子)とイチャコラですが、山手殿のことをあけすけに話してお徳の気持ちをちょっと逆なでしたりもします。こと女性が絡むシーンの昌幸は可笑しいやら情けないやらなのですが、お徳に対してはデリカシーなさ過ぎ!という気が(苦笑)。
画像参照:土曜日の美女たち
そんな昌幸が矢沢叔父と談合中、織田家臣の滝川一益に会う会わないという件ですが、矢沢叔父に呼ばれて参加した渡瀬・信幸に会うように進言され、面白くありません。この渡瀬・信幸と丹波・昌幸のやり取りシーンは迫力満点で、信幸を見据えながら「わぬしは…わぬしは」とたたみ掛ける丹波・昌幸、その目を受けながらびくともしない渡瀬・信幸、中々の見どころです。
それを見守っていた矢沢叔父が丹波・昌幸に「源三郎殿は嫡男、嫌っているのか」と詰め寄りますが、「源三郎は自分の子、そんなわけがあるか」と否定します。続けて「じゃが、時々出来が良すぎて煙たいのでござるよ」とも。破顔一笑する2人が何とも良い感じです。
さて会ってみた滝川一益、「表裏のない御仁」という評判通りの誠実な武将で、小県は従前通り真田家で治めて下されとの言葉。驚きつつも丹波・昌幸は平伏します。
しかし好事魔多し、京で信長の動静を探っていたお江が「本能寺で信長が明智に討たれた」ことをつなぎます。北条が滝川一益が退いた沼田に侵攻してくることを懸念した丹波・昌幸は武装、沼田城を押さえます。
画像参照:Amazon
ざっくりとあらすじを述べるとこんな感じなのですが、忍び同士のさや当てあり(お江が本能寺で織田方忍び・猫田与助と静かに目で殺し合いますが、いわくありげ)、どうやらお徳のことを知っているらしい山手殿(これが後に大事に発展します)が信幸に見てきてくれと依頼するなど伏線が張られており、見応えありです。
忍びも織田方、徳川方、北条方などそれぞれの主家のために働いており、そのもたらす情報とそれをふるいに掛けての判断が生きるか死ぬかを左右する岐路となるのだと肌を通して伝わってくる緊迫感。信濃の国衆にすぎない真田家を取り巻く厳しい状況が、よく分かります。
ところで丹波・昌幸は北条氏のことを「北条ウジ虫」と呼んでいますが、何て口の悪い(苦笑)。武田家家臣だった頃から北条とはやり合ってきたわけで、徳川と共に相性悪そうですね。織田がいなくなったことで上杉の動きも要注意、真田家は最初の正念場を迎えます。
土曜日の美女たち
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