テレビ真田丸 第三話 戦国時代だって恋はする 源次郎、梅
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真田丸振り返り、第3回 策略~第4回 挑戦
さて前回で織田につくことを決めた真田昌幸ですが、ただでは事を進めないのが草刈・昌幸の昌幸たるところ、小県郡の国衆と議論を闘わせたり、長男である信幸を上杉への密使として送り出すその裏で策を張り巡らせます。
一方の源次郎・信繁はというと、戻ってきた真田の郷で百姓たちの争いに加勢したり、かねてより胸キュンな梅との青春を謳歌、美しい真田の郷の景色と相俟ってホームドラマが続いていくかと思いきや、そこは戦国時代、そうそう甘くはなかったのでした。
戦国時代だって、恋はする

源次郎・信繁が心を寄せるのは、作兵衛の妹の梅。
この梅は百姓同士の争いにも参加する、力持ちで聡明な女性です。
父・昌幸の右腕である高梨内記の娘で、源次郎の幼なじみのきりも秘かに信繁に想いを寄せていますが、鈍感な信繁は気付いてるのか、気付いていないのか。
愛らしい徳川家康と仲間たち

「愛らしい」という形容詞をこの方に付けることがあろうとはと、クスッとしながら書きたいのは徳川家康。
戦の後の高遠城での臣下の者たちとの下りは臆病でビビリな家康をよく現していました。
徳川家康と言えば聖人君子か人格者か、はたまたとんでもない腹黒かという描写がされることが多いものですが、その家康テンプレートも気持ち良~く破棄。
が、将来天下人となる片鱗も垣間見えるところが素晴らしく、上杉書状をめぐる草刈・昌幸との腹の探り合い場面はシビれましたね。

その前段で草刈・昌幸が信繁に(武田時代に)三方ヶ原で徳川勢を散在な目にあわせたことを笑いながら話していることもあり、油断大敵を肝に銘じたことでしょう。
ある程度の流れを把握している善良な歴男歴女の皆様は、「伊賀越え」に思いを馳せてワクワクが止まらない状態だったに違いありません。
源三郎・信幸の苦悩

青春したり父・昌幸と織田を訪ねることになったりで身軽な信繁と違い、長男である信幸は父・昌幸に(真田家を守るためとは言え)密使の件で騙されていたことに苦悩します。
味方をも欺く策に関わっていたのは素破の出浦、佐助もで、知らされなかったのは自分ただ一人。
真面目で真っ直ぐな性格の信幸としてみれば、父親に翻弄され、信を置かれていないのではと大いに悩みます、当然ですが。
ここにも2代目の苦悩がありました
そんな長男の苦労も知らず、信繁は行方知れずだった姉・松の夫である小山田茂誠と松を家族に内緒で安土へ送ろうと(こちらも)策を巡らせます。
それを知りつつ、見ないふりをする信幸は出来た人。
この辺りから大泉洋さんの信幸が具合良くはまりだして、同情しつつ声芸や顔芸を楽しみだした人も多いはず。
高遠城の攻防

武田家滅亡より少し前、武田信玄公の五男である仁科盛信は迫り来る織田勢を前に城の守りを固めていました。
多くの家臣が勝頼に見切りを付けて逃走する中、仁科盛信は妻子を逃し、逃げたい者を逃がして奮戦し、城と供に命を落とします。
信玄公と近い血筋である穴山梅雪が織田方に寝返り、諸将も武田を見捨てていく中、数少ない武田に殉じた武将でした。

一説には、高遠城に援軍を送れなかったことも多くの離反を招いた原因の一つなのではないかとも言われています。
また勝頼は諏訪の血筋であることから、甲斐武田の家臣たちとの間がぎくしゃくしていたとの説もあるようですね。
NHK大河ドラマ「真田丸」公式ホームページ
高遠城址公園ガイド
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