真田丸 第二話 真田家の行く末を決めるのは、「くじ」なのか
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2016/04/11
真田丸振り返り、第2回 決断
さて武田家の滅亡から始まった「真田丸」、第2回からの見どころを超特急で見ていきましょう。
第2回 決断
小山田信茂の岩殿城へ向かった勝頼主従を待ち構えていたのは、裏切りでした。
万策尽きた勝頼はこの後天目山へと向かい、若い命を散らすことになります。
裏切った者たちへの恨み言を言うわけでもなく、あの世で自分を叱って下されと問いかける勝頼の前に亡き信玄公が姿を現します。

後に真田昌幸の前にも姿を見せる沈黙の信玄公を演じたのは、殺陣師の林先生。
林先生はこの後お亡くなりになりました。
危機を脱して岩櫃へ
さて真田家一行は野盗、次いで小山田信茂配下の兵と出くわします。
この時点では小山田方の裏切りを知るよしもなかったものの、途中で気付いて一戦交えることに。
信幸や信繁はまだ10代、大ピンチ!の事態に、頼りになる草刈・昌幸が颯爽と登場です。
高畑・薫が安堵の余り昌幸に抱きつきますが、これはアドリブだったとか(良いアドリブでした)。
インタビューで高畑さんは「草刈さんが格好良くて」、草刈氏は「びっくりした」と語っていたと記憶していますが、分かりますとも、高畑さんの気持ち。
戦に強くて知略にも長け、頼りがいがあって素敵に年齢を重ねたイケメン、しかも時々お茶目とあっては、心を持っていかれない方がどうかしているのです。
さて危機一髪のところで岩櫃城に戻った真田家一行ですが、主家である武田家を失ったこれから先、どこに付くかをクジ引きで決めようとする場面でホッとひと息。
クジ引きで行き先を決めようとか

「真田丸」ではこうしたコントチックな場面が出てきますが、これが中々笑わせてくれます。
このクジ引きの場面が最初の撮影シーンだったらしく、この時の雰囲気がとても良くて「良い家族になれると確信した」と、草刈氏がインタビューで語っていましたね。
そう言えば、真田家は家族の結びつきがとても強いのも印象的です。
主家であった武田家は信玄公が父親を追放していますし、豊臣秀吉にしろ徳川家康にしろ、身内を手にかけたりが当たり前にゴロゴロしている時代にあって、この辺りも「真田丸」の見どころに繋がるのでしょうね。
焼け跡に家康登場、テンプレート破壊

勝頼亡き後、焼き尽くされた新府城に内野・家康が登場です。
ポロッと口からこぼれ落ちた「武田が滅んでも嬉しくない」という言葉が印象的でしたね。
この内野・家康こそが真田の前に立ちはだかることになるのですが、どうやらこちらもテンプレートを破壊です。
老獪、タヌキ、出来上がった人格者といった、従来の徳川家康の雰囲気とは違う内野・家康。
もっとも真田同様、これから大きなタヌキに成長するのかもしれませんが。
武田家の滅亡によってその支配地が草刈り場となり、大名たちも虎視眈々と領地の拡大に勤しんでいくまさに戦国時代。
上杉、北条、織田、徳川に囲まれた真田家、そして見えない所で着々と天下へ歩みを進める豊臣秀吉。
クジを放り出して草刈・昌幸が放ったひと言が「織田につく!」でしたが、さて真田丸は無事に港へたどり着くことが出来るのでしょうか。
NHK大河ドラマ「真田丸」公式ホームページ
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