リフォーム会社の選び方のコツ　大手だから安心とは言えない

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2015/12/06 2015/12/07

最適なリフォーム会社を選ぶために

木の香りも芳しかった新築の我が家も、年月と共に劣化が目に付くようになります。

屋根や外壁はもちろん、老後を念頭においたバリアフリー化や、子供が独立することによる間取りの変更など枚挙にいとまがありません。

緊急性の度合いや予算も絡み、どこから手を付けたら良いのかわからない場合もあるでしょう。

ただ何をどの順番でリフォームするにしても、一番大切なのがリフォーム会社の選定です。

餅は餅屋　その１

一番望ましいと思うのは、建てた会社でリフォームすること。

材質や工法など知悉しているはずですので、対応がスムーズだし安心感もあるでしょう。

建築済みの家屋や問題点などの情報も蓄積されていると思いますので、広く相談出来るのもメリットです。通常は建築後数年ごとの点検やチェック、メンテナンスを実施している場合が多いので、そうした機会によく相談しておくのがおすすめです。

デメリットと言えるかどうかわかりませんが、費用が高額になることがあるかもしれません。

数社から見積書を採れば比較検討が可能ですが、ハウスメーカー物件の場合、オリジナル仕様の部材を使っていることも多く、全く同じようにリフォーム出来ない場合もあり得ます。

同様にメーカー各社施工方法が様々ですから、「この壁は抜けない」「オリジナルサイズなので、汎用品では対応出来ない」などの問題が起こる可能性があることは、頭に置いておく必要があります。

餅は餅屋　その２

家屋そのもののリフォームではなく、システムキッチンや浴室のリフォームをする場合は話が変わります。

この場合は業者選びの問題だけなので、「こういうキッチンにしたい！」を明確にして後はお財布と相談することになります。

設備系リフォームの場合は、やはり設備系を得意にしている業者、多く手がけている業者が安心ではないでしょうか。知人の紹介も参考になりますが、最後に決断するのは自分です。

数社に現場を見てもらって、見積書を比較検討することがベストです。

不明点を質問し、コミュニケーションする内に相手の人となりも掴めるはずです。

思わぬアイデアを提案してくれることもあるでしょう。

それらを判断材料の1つとして下さい。

大手でも安心出来ない

マンションや家屋に限って言えば、大手だからお任せで安心とは断言出来ません。

大手で安心なのは、問題が起きた時の対応がほぼ期待出来ることでしょうか。

近年、リフォーム工事による施工ミスや施工不良を防ぐ目的で「リフォーム瑕疵保険」が制度化されましたが、これはあくまで任意。最終的には様々な要素要件を見極めて、自身で決めることになります。

少なくはない費用がかかるリフォームです。時間と手間を惜しまず情報を収集し、より良い選択が出来ますように。