トイレ掃除して成功した有名人

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2015/12/10

トイレの神様の言うことには

知りませんでした、華やかな芸能界に身を置いている方でもトイレ掃除をしっかりされていることを。

表面的には「トイレ掃除」の話なのですが、心を揺さぶられたのでシェアしてしまおうと思います。

芸人になりたくて弟子入りする

ある有名人の話です。

上京して浅草の劇場でエレベーターボーイをしていたその方は、ある日乗り込んで来た高名な芸人さんに弟子入りを直訴し、認められて生活を共にするようになります。

その師匠の元で芸を磨き続け、テレビ漫才に賭けるのを機に、師匠の元を離れます。

そしてテレビ漫才でどんどん頭角を現し始め、ついには大賞を取ることになります。

その賞金全てを師匠の元へ持参して、「小遣いだ」とポンと置いてくるのです。

トイレを綺麗に掃除しろ

後年その有名人の方が自ら語ったところによれば…

自分は何をやっても成功してきた。

でも、そんな自分に特別な才能があるとはとても思えない、何かおかしい。

ただ1つだけ思い当たることがあるとすれば、若い頃師匠に言われたことでずっと守っていることがある。

それが「トイレ掃除」だそうです。

自分の家のトイレだけではなく、ロケ先や公園のトイレまで掃除するそうですよ。

そして、こう言ったそうです。

成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれないなあ。

この話で驚いたのは、師匠に言われたことをずっと続けてきたこと。

そして、そこから何か見返りを期待して掃除していたわけではないこと。

「トイレ掃除が好きなんだ」と語ったとの話もあります。

人に知られたくてやるわけではない

トイレは汚いところです。その汚いところを放置しておくのは、気持ちが悪いですよね。

誰のためにというわけではなく汚いトイレを綺麗に掃除する内に、心の奥の汚れも綺麗にスッキリ消え去ってしまうのでしょうか。

トイレ掃除に限ったことではありませんが、掃除を始めるといつの間にか無心になって集中している自分に気付くことがあります。

すっかり綺麗になったトイレを前に、ただただ心が晴れ晴れ、ヤッターとウキウキする自分がいます。

間違っても、「トイレの神様、私の願いを聞いて下さい」なんて掃除しているわけではありませんよね。

でもこういう話をきくと、やっぱりトイレの神様はいるんだなと思いませんか、チラッとでも。

この有名人はビートたけしさん。たけしさんにして「何かおかしい」だなんて、自惚れのない素敵な人ですね。