腸内環境と乳がん
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2015/04/10
乳がんと便秘
乳がんは、日本女性の最も多いがんに、急増してきました。
それは、14人に1人と大変高い割合になっています。
胃がんを抜いてがんの第1位にまで上昇してしまいました。
これほど、発症率の高くなった乳がんには、注意が必要です。
乳がんと便秘に相関関係があるという調査結果が、発表されています。
一見、乳がんと便秘は、何の関係も無いように思われます。
アメリカ カリフォルニア大学で乳がんと便秘の関係が調査されました。
それは、乳がん検診に訪れた1481人の乳房から細胞を採取して調べられたものです。
乳房細胞から異常細胞が、発見された割合に、明らかな違いが見られるのです。
排便の回数が、週2回以下の女性の場合 ; 25%
排便の回数が、1日1回以上の女性の場合 ; 5%
排便の回数が、少ないと5倍も乳がんの発症リスクが、高かったのです。
なぜ、乳がんが増えてきたのか
女性のライフスタイルの変化が、影響していると言われます。
特に、食生活の変化が大きいと考えられています。
それは、食生活の欧米化です。
和食による魚料理から肉食中心の食生活の変化です。
高タンパク、高脂肪の食事に変わったということです。
この肉食中心の食事により、腸内環境は大きく変化します。
乳がんの発症メカニズム
腸内環境とは、腸内細菌のバランスのことで、悪玉菌が善玉菌より数で優勢となります。
それが、腸内環境の悪化ということです。
腸内環境が、悪化すると便の腐敗、毒素の発生、便秘などが起こります。
乳がんの原因物質は、卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンの代謝物です。
この代謝物は、16α-水酸化エストロンと呼ばれます。
これこそが、乳がんの発がん物質です。
このエストロゲンの過剰分泌で、16α-水酸化エストロンの血中濃度が高いときに発症リスクが高まります。
ただ、肝臓で分解されたときは、グルクロン酸と結合してグルクロン酸抱合体となります。
発がん性はありません。胆汁に排泄され消化中の食べ物に混じって十二指腸、大腸へと移動します。
本来ならこの状態で、便として排出されますから、乳がんになる心配はないのです。
ところが、便秘。
便秘ということは、腸内に悪玉菌が増えた状態で大腸菌も増えています。
この大腸菌は、発がん性のなかったグルクロン抱合体を再び分解して発がん性のある16α-水酸化エストロンを作るのです。
結果、16α-水酸化エストロンの血中濃度が高くなり、乳がんの発症リスクが高まるのです。
腸内環境の悪化は、単なる腸内環境の悪化だけでなく、乳がんという恐ろしい病気まで引き起こすのです。
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