もっと真田丸、真田太平記 5 秀吉と家康の手切れ
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2016/08/28
お徳の命を守るために名胡桃城に移送することになり、草刈・信繁が護送に付きます。名胡桃城の鈴木主水たちと最近の動静などについて情報交換する信繁。その夜、佐平次との問わず語りで自らの秘密を語る信繁。

画像参照:土曜日の美女たち
お徳を名胡桃城に送って一泊、酒杯を交わしながら佐平次が草刈・信繁に抱いていた疑問を口にします。
信繁の、お徳様に対する態度が母親か好いた女子に対するもののようだと。しばらく沈黙した後、信繁は語り始めます。自分の母親は山手殿ではなく、お徳様がいた真田庄に住んでいたこと。自分を生んで、病弱だったその人はすぐ亡くなったことを。
だからお徳様を見ていると、母親を思い出してしまうのだと。しかし勘違いするな、真田の跡継ぎは兄・源三郎信幸で自分は兄を敬い、慕ってもいる。自分のような武骨者と違って、兄は父以上に鋭いお方。真田家の行く末は兄にかかっていると言っても過言ではない。自分は兄を助け、何時なりとも死ぬ覚悟だ。その事を忘れまいぞ。
薄明かりの中、草刈・信繁の声が淡々と響くこのシーンは心に残ります。草刈正雄さんはとても良い声をしていますね。他言無用として話された佐平次の涙を含んだ表情にグッときますし、この2人の絆の深さに言葉もなく見入ってしまいます。

画像参照:土曜日の美女たち
一方源三郎信幸は叔母・久野と共に砥石城岩牢の角兵衛の元へ。変わり果てた我が子の姿に狂乱、「同じ父親から生まれたのに」とあらぬ事を口走ってしまいます。信幸は久野にきつく口止めしますが、角兵衛の様子から聞こえたことは間違いなく、更なる波乱の予感が。

画像参照:土曜日の美女たち
名胡桃城からの帰りに岩櫃城を訪ねた信繁は、久しぶりに信幸と言葉を重ねます。以前角兵衛が言っていた話が気になって信幸に尋ねてみますが(久野と父・昌幸に昔何が)、「捨ておけ」と一刀両断されます。
一方山手殿はお徳の情報を貰っていた忍びが斬り殺されたことを知って、丹波・昌幸が自分のしていたこと(と言っても情報収集だけですが)に気がついていることを知り、心穏やかではありません。築城がなった上田城に呼んで貰えないのはそれが理由ではないかと悶々とします。

画像参照:土曜日の美女たち
さて悪い事があれば良いこともあるのが人生。佐平次ともよの祝言が執り行われます。祝詞を上げる昌幸、見守る又五郎や忍びたち。情報を持って京から戻ったお江も駆けつけ、酒が振る舞われます。お江が持って帰ったのは「秀吉と家康の手切れ」。
兵力だけを見れば圧倒的に有利な豊臣方、しかし野戦になれば徳川が得意と語る丹波・昌幸、真田家は北条牽制で従軍してはいないが、徳川が敗れた時には甲斐に侵攻して旧武田の地を奪い返すのだと血気盛んな様子です。
そこに飛び込んで来たのが「角兵衛脱出!」の一報。昌幸は信幸同様「捨ておけ!」で済ませます。しかし角兵衛、この後何度も真田家に波乱を巻き起こすんですよね。
土曜日の美女たち
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