真田丸 第13話 上田城の決戦 妻、梅の死
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2016/04/28
真田丸振り返り、第13回 決戦
真田からの手切れに激怒した徳川は討伐を決意、およそ7,000の兵を差し向けます。
迎え撃つ真田は農民などを総動員しても2,000、昌幸は少ない戦力でどう闘うか策を練りますが…。
駒が揃って総力戦へ

前回、策はあるのだが駒が足りないとぼやいていた草刈・昌幸。
餅をちぎりつつ説明するもイマイチ飲み込めない?状態、そこに信繁到着、駒が揃ってエンジンがかかった昌幸はテキパキと指示を出します。
この餅をちぎって説明しているものの説得力に欠け、皆も心配な面持ちが見て取れる。面白いですね。
足りなかった駒である信繁の役割は、徳川をおちょくって徳川の資金で建てた上田城二の丸へ誘い込むこと。
城内の至る所には仕掛けが施されており、舐めてかかっているらしい徳川危険かも?状態です。
神川を挟んで陣を敷く徳川勢を前に、祝いの唄である「高砂」を朗々と歌い上げる信繁、ここに合戦の火蓋が切って落とされました。
2,000の兵で7,000を打ち砕く

信繁率いる手勢が徳川勢を挑発して城内へと誘いこみ、潜んでいた農民兵が槍を突き出し石を投げ、湯をかける、徳川勢が怯んでも後から後から味方が押し寄せて来るので退却もままならない。
そこに昌幸率いる本隊登場、鉄砲を撃ちかけて追い散らしたところに砥石城から出陣してきた信幸軍が襲いかかる。
野戦ではないので迫力には欠けたかもしれないけど、ほぼ史実通りに再現したというこの攻防、中々面白かったと言いますか真田昌幸恐るべし!
見事な作戦です。戦は数や勢いだけでなく、作戦が命ですね。
史実ではこの後、真田配下の丸子城も攻撃に晒されますが、昌幸も援軍を送って善戦、徳川勢は戦果を得ることなく引き上げます。
考えてみれば昌幸は信玄公の元で戦を学び、調略の腕を磨き、攻略の先鋒を担ってきた強者。
田舎侍と侮るには、相手が悪すぎましたね。
ただ徳川のためにフォローするとすれば、家康は豊臣秀吉勢と長い闘いを経てきたばかり(小牧長久手)。
真田だけを相手に闘っていたわけではないんですよね。
六文銭と銀を交換する梅

この回の違和感Maxが、はぐれて泣く男の子と梅のシーンでした。
結構な時間を充てられてもおり、真田の旗印ともなる六文銭を描きたかっただけなのか、梅のこの後を暗示したかったのか…と何となく消化不良を感じていたところ、ツイッターなどでは以下のような解釈が。
あの男の子は生身の人間ではない、自分で家に入れずお守りを取れないというのはそのせい。
銀と引き換えに梅が手に入れたお守り(六文銭)は、三途の川を渡るための渡し賃。

これの解釈は人それぞれ、色々な解釈があっていいと思いますし、ドラマなので、全てに納得がいく解釈がなくても構わない。
ただ山の民、真田家の周辺に神話的な匂いを感じる身としては、人智を超えたものの存在があったとしても違和感は感じないかな(その方が)。
さて、次回から舞台はいよいよ大阪へ移ります。
NHK大河ドラマ「真田丸」公式ホームページ
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