大河ドラマ 真田丸 第8話 真田はいったいどこに付くのか
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2016/04/20
真田丸振り返り、第8回 調略
武田家滅亡後の旧武田領を巡る大小入り乱れての騒乱を「天正壬午の乱」と呼ぶそうですが、織田も逃走し、いよいよ騒乱の真っ只中へ突入です。
昌幸は上杉に臣従すると装って、北条へも参上するという訳の分からなさ。
昌幸の命を受け信尹と信繁は上杉へ、旧武田の家臣であり現在は上杉の下で海津城代を勤める春日信達の(北条方への寝返り)調略に取り掛かります。
調略の進展を窺いつつ、昌幸は北条へ。
北条氏政の狸ぶり、息子氏直に「息子の悲劇(喜劇?)」が!
遅れてやって来た真田に威丈高な罵詈雑言を浴びせる氏直、春日信達調略の顛末は不明ではあったものの、春日を北条方へと引き入れるために遅参したことを説明する昌幸。
若い氏直は「春日の力などなくとも北条は勝てる、舐めとんのか~!」と火に油状態ですが、そこへ狸・氏政が割って入ります。
猫なで声がこれ程不気味に響く北条氏政は初めてという怪演で、昌幸の求めに応じて「春日信達に海津城を与えるとの確約書」を出すことを快諾します。
氏直は不満ですが、戦わずして上杉を落とせるのならしめたもの、この氏政も実地での息子教育を怠らないタイプ。
しかし氏直、前回まではいたって普通の2代目だったのに、今回は氏政の威厳を真似ようというのかこちらも怪演びっくりぽん!で、逆に「父親のような力が未だ自分にはないことを自覚している2代目が、精一杯親父の真似をしてみせる」感がありあり、氏直は形から入るタイプですか。
春日調略
海津城代を務める春日信達の調略を進める信尹・信繁ですが、同じ武田の家臣でもあったこと、裏のない信繁の心情にほだされ、ついに上杉を裏切って北条方に寝返ることを口にします。
その春日の元へ、北条の念書を持って訪ねる2人。
万感の思いで念書を見つめる春日信達に嬉しそうな信繁、しかしその空気は(いぶし銀)信尹が春日を討つことで瞬時に暗転します。
「春日殿に不穏な動き」があったと上杉に報告する信尹ですが、兼続の鋭い眼光に、信繁は上杉から脱出することになります。
昌幸の氏直転がし
さて上杉との戦を前にする北条方の元へ、春日信達が磔にされているとの報告が届けられます。
威丈高に昌幸を問い詰める氏直に、「寝返りがばれたのでしょうなぁ」と昌幸。
「かくなる上は、ここは引かずに一戦するしかあるまい」、素破の出浦も同調しますが、氏直は反発して甲斐へ転進することにします。
殿(しんがり)を申し渡された昌幸の、「あのお方は、わいの言うことに反対ばかりしたがる。わかりやすい方よのう」で、全てが語られていましたねえ。
その頃徳川家では
北条が上杉と戦うことに「他人事」と安堵していた家康でしたが、突然の北条の(甲斐への)転進を知らされ、やむなく戦支度中です。
何故にと考えを巡らせる家康の脳裏に浮かぶのは、こうなって一番得をするのは誰かというミステリーの常道的推察。
上杉が出ずに、北条が甲斐へ侵攻して来れば、草刈り場の信濃は真空地帯。
その信濃で虎視眈々と雌伏しているのは…鎧を締め付けられて思わず声を上げる家康の場面でこの回はおしまい、次回をお楽しみに!という回でした。
長野市公式サイト 松代城址(海津城)
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