尿検査 潜血 + の結果とは
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2015/12/27
定期健康診断の尿検査
定期健康診断などで検尿をすると、蛋白、糖、潜血などが調べられます。
尿に、赤血球が混入すると潜血が陽性となります。
その中で目視でわかるような尿は、肉眼的血尿と言われます。
一方、目視では、分からないが試験紙の検査で陽性と判定されたものは、尿潜血です。
試験紙で行われる検査は、スクリーニング検査で、絞込みのために行われる位置づけとなります。
このような尿は、遠心分離され顕微鏡観察されますので、顕微鏡的血尿と言われます。
そして、顕微鏡の一視野の中に赤血球の数が、5個を超えると異常と判定されます。
この異常の尿を顕微鏡的血尿(尿潜血)と呼びます。
尿検査の結果 陽性となった場合
結果、陰性の場合は(ー)で表されます。
尿に赤血球が混入した場合に陽性と判定されます。
陽性の場合は、(±)、(+)、(++)、(+++)の4段階で表されます。
血尿とは、遠心分離した尿を顕微鏡の400倍で観察して、1視野に5個以上の赤血球があると顕微鏡的血尿と呼ばれます。
顕微鏡観察を行って潜血のレベルを調べます。その結果を符号と数で示します。
結果の表示と赤血球の関係は、次の通りです。
結果の表示 赤血球数 判定
(ー) 5個/μℓ 正常
(±) 6~19 異常
(+) 20~49 異常
(++) 50~249 異常
(+++) 250以上 異常
顕微鏡的血尿の要因
血尿があるという事は、尿路と腎臓に異常があるということになり次の4つの要因が疑われます。
1、泌尿器系の腫瘍
腎臓、尿路、膀胱、尿道に腫瘍が出来ている場合。
悪性腫瘍と良性腫瘍があります。悪性腫瘍は、尿潜血と判定された人の2~3%に見られますから注意が必要です。
2、尿路結石
腎臓、尿管、膀胱に結石がある場合。
3、尿路の炎症
膀胱炎、腎盂炎などの尿路感染症に場合。
4、内科的腎疾患
慢性糸球体腎炎が考えられます。尿蛋白を伴うことが多くあり、将来腎臓の機能が悪化することが心配されます。
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