大腸がん 初期症状は検診でみつかるか
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2015/12/27
大腸がんとは
大腸は、胃で消化された食べ物の最終処理をする器官です。主に水分を吸収します。長さは、約1.8mあります。大腸とは、次のような部位で構成されています。口に近い方から肛門の方へ順番に、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸と続いています。これが、大腸を構成している各部位で、この間に発生するがんを大腸がんと言います。
日本人の大腸がん患者は年々増加しています。年間約6万人が、大腸がんにかかっています。
今まで、一番多かった胃がんを追い抜くのも時間の問題とされています。
こんなにも大腸がんが、日本人に増加ししてきたのは、食の欧米化が原因では、無いかと言われています。欧米化とは、動物性タンパク質、動物性脂肪、特に動物性脂肪が問題だと思われます。
大腸がんを統計的に見た場合、食生活との関係に強い相関が有ることが分かっています。
食生活とは、高脂肪、高タンパク、低繊維の食事が多くなっていることです。
つまり、統計的に見ればそのような食事を日常的に続けていると、大腸がんになるリスクが、高いと言うのです。
大腸がんの初期症状
早期の大腸がんには、自覚症状は、ほとんどありません。発見される多くは、大腸がん検診、人間ドックで、便潜血です。
右側大腸がんは、左側大腸がんに比べ症状が出にくい特徴が、あります。
その理由は、腸管が広く内容物が液状であるためです。
症状は、軽い腹痛、違和感で、かなり進行してから腹部のしこりとして触れたり、貧血の検査で発見されたりします。
左側大腸がんは、右側大腸がんよりも早くから症状が出ます。
便に血が混じったり、血の塊が出たりします。
左側は、腸としては後半の位置です。
腸管も細く便も固まっています。
そこに、がんができるわけですから、便が通り難くなります。
通過障害が起こるので腹痛、便が細くなる、残便感、便秘と下痢を繰り返すなどの症状がでます。詰まってしまうようになれば、腸閉塞と言う状況です。
直腸がんは、左側大腸がんとほぼ同じような症状です。
ただ、直腸がんは、痔と間違って放置されることが、起こります。
まとめ
大腸がんは、右側大腸に発症した場合、自覚症状が無いため診察を受けようとする行為は、まず起こりません。軽い腹痛、腹部違和感だけで検診を受ける事はまず無いと考えられるからです。
うまいタイミングで定期検診で見つかればいいのですが、確率は高いとは言えません。
定期的な人間ドックが、必要だと思われます。
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