日本の桜 花見もいろいろ 南から北まで 海外からも
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日本の桜、引き継がれてきたもの
立春が過ぎ、肌を刺すような空気が緩んでくると桜の季節がやって来ます。
蕾が淡く色づき始めると「見頃は何時かな」と、何とはなしに心が浮き立つから不思議ですね。
蕾が一斉に花開いて咲き誇る様は見事で、春の風物詩である「お花見シーズン到来!」となるわけですが、ここ数年はお花見シーズンに異変が起きています。
桜の季節を日本で楽しもうと、この時期に合わせて来日する外国人観光客が増えているのです。
外国にも桜はあるけれど…

「桜」が日本にしかないのならいざ知らず、諸外国にも桜や桜の名所と言われる場所は多くあります。
日本から寄贈された桜で有名なアメリカのポトマック河畔、カナダ、訪日外国人の中でも爆買いで有名な中国にも名所はあります。
中国に至っては日本の桜の開花情報までチェックしているそうですから、素直に驚いてしまいますね。
日本の桜が特別なわけではないのに、何が彼らを引きつけるのでしょうか。
花もだんごも

「円安でビザも緩和されたし、買い物も出来るからでしょ」、身も蓋もない話は置いておくとして、外国のお花見と日本のものの間には大きな違いがあるようです。
外国の桜の名所でも人々はお花見を楽しみますが、多くは桜の下を散歩したり、そぞろ歩くだけのようですよ。
お弁当を広げたり、ましてやアルコールを楽しむなんて、日本位のものだとか。
静かに桜を楽しみたい向きにはアルコール持参での大騒ぎや場所取りシートですら興醒めでしょうが、桜を眺めながら飲食出来る、ここが諸外国と大きく異なるポイントであるようです。
時間差で、全国的に楽しめる
弘前桜祭り
また日本の地理的条件から、北から南まで全国どこでも桜を楽しむことが出来るのもポイントです。
桜の開花情報とズレたとしても、移動が可能ならば全国どこでも桜を見ることが出来るのです。
名所にこだわらなければ必ずどこかで桜に遭遇するのですから、なるほど日本は桜の国です。
地元の人にだけ知られた「秘密の名所」、神社仏閣の桜並木など、桜がない場所を見つける方が困難かもしれません。
「桜」と一口に言うけれど

更に、桜の種類も豊富です。
一般的なソメイヨシノ、開花時期が早い河津桜や江戸彼岸、山桜にしだれ桜。
色合いも白から紅まで様々です。
これらが時期を変えながら咲き乱れるのですから、まさに絶景、言葉を失うような美しさでしょう。
天然記念物の桜

本巣市公式サイト
桜の国である日本には、天然記念物に指定された樹齢の古いものも存在します。
一般的に桜の寿命は50年程度と言われていますが(ソメイヨシノ)、三大桜に指定された樹は全て樹齢1000年を超えています。
桜の大木の枝が年月と共に曲がるのに花が乱れる様は、神々しくすらあります。
お花見の元々の謂われは、その年の米の収穫を神に祈ったものというのがすんなりと腑に落ちる位、黙して頭を垂れたくなります。
長い年月を愛されてきた日本の桜、手折り傷つけることなく次の世代へと引き継いでいきたいものです。
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