相棒シーズン15決定、劇場版もクランクイン 相棒は冠城亘(反町さん)
スポンサード リンク
2016/05/29
相棒シーズン15決定、劇場版もクランクイン!
長きに渡って愛され、楽しませてきてくれた「相棒」の劇場版クランクイン&シーズン15が決定しました。次の相棒役は誰?がとかく話題になる「相棒」、やはりシーズン14のまま行く模様です。
さすがの「相棒」もここ数年は視聴率の低下が取り沙汰されていましたし、それが杉下右京の相棒役の責任であるかのような言われ方をしてもきましたが、シーズン15も引き続き反町さん演じる冠城亘が相棒役を勤めていきます。
おさらい!シーズン14のラストはこうだった

事件のタイトルは「ラストケース」、警察学校で実弾射撃訓練中に訓練生による乱射銃殺事件が発生。
犯人の訓練生は拳銃を持ったまま逃走、たまたま行き合わせた元鑑識課の米沢が不審に思い、凄惨な現場を発見しますが、そこには生存者が一人。
彼の口から閣僚を狙ったテロ予告ともとれる犯人の言葉が語られ緊張した捜査が続く中、予告通り文部科学大臣が射殺されるという事件が発生。
そんな時に公安の女性調査官が冠城亘にコンタクトをとってきて…という内容でした。
未曾有の大事件は必要か?

思い出しましたか?この後農水大臣がテロを恐れて辞任、どんでん返しが繰り返されて黒幕は何と!という展開だったと記憶しています。
評価は人それぞれでしょうが、前半は緊張感に満ちた手に汗握る展開だった反面、黒幕が明らかになっていく後半は、ちょっと首を傾げざるを得ないものだったと思います。
警察や政治の上層部に意図的に事件を企てる者・組織がいるという設定は今更感があり、平和ボケした日本ではテロは他人事ではなく「今そこにある危機、政府はそれを利用してくる可能性がある」というメッセージも、手垢が付いた感が否めませんでした。
現実的にテロはやはり身近にあるし、ミサイルが発射されたり偶発的な戦闘が起こっても不思議ではない緊張状態にある地域も身近にある中で、悪の枢軸はいつも政治の中枢というのは余りにも前時代的なステレオタイプで、こちらの方が平和ボケしているのではないかとさえ思えてきます。
既視感があると思ったら…

同じようなメッセージを含んだドラマに「SP」がありましたが、こちらはアクションも人間ドラマも素晴らしく描かれた作品で、作り込まれた物語に説得力がありました。
長丁場のドラマ・映画と一話完結のドラマを同列に語るのはフェアではありませんが、もう少し魅せて欲しかったというのが正直なところです。
そういう路線を活かすのなら、やはり小野寺官房長官は残しておくべきでした。
彼の存在があったなら、いかようにでも組織の暗部を描くことが出来たでしょう。
面白かった寺脇相棒、及川相棒
過去にこだわってグズグズ言っても仕方ないことですが、及川相棒辺りまでは毎週楽しみに見ていたものでした。
劇場版はともかく事件も比較的身近なものでしたが、話と展開が面白かったんですよね。
成宮相棒、冠城相棒はせっかくの設定が生かされていない印象があります。
とは言いつつ、この先も文句を言いながらお付き合いすることになるでしょう。
さてシーズン14の冠城亘は法務省から左遷され、警視庁から新しいシーズンを始めることになるのでしょう。
これだけ長く続けていればマンネリ化するのは避けられないのでしょうが、それを打開するのに人を変えるだけで乗り切れるのか、問題は別にあるのか。
新しいシーズンを楽しみに待ちたいと思います。
テレビ朝日 相棒シーズン15公式サイト
スポンサード リンク
関連記事
-
-
NHK大河ドラマ 真田丸 「第一話 船出」 の感想
真田丸振り返り、第1回 船出 今年1月から始まったNHK大河ドラマ …