真田丸 17話 旭姫の無言の演技 清水ミチコに絶賛
スポンサード リンク
真田丸振り返り、第17回 再開
中々上洛しない徳川家康に、豊臣秀吉は妹の旭姫を嫁がせます。
が、それでもやって来ない家康にとうとう母親である大政所を差し出すことに。
一方、徳川の真田攻めにGoサインが出たことで頭が一杯の信繁の前に死んだと思っていた松が現れて…。
必死の秀吉、忍耐の家康
家康を取り込みたい秀吉は、実の妹である旭姫を徳川家康に嫁がせます。
この旭姫、終始仏頂面でしたが、嫁ぎ先で仲の良い夫婦であったのを離縁させられての再婚ですから、無理もありません。
戦国の世には付き物とは言え、ついこの間まで野山を走り回り百姓をやっていたのですから、兄秀長ではありませんが心が追いついていかないにも程がありますし、代々の大名でもありませんからね。
織田の同盟であった徳川の臣従がどうしても必要な秀吉は、とうとう母親である大政所まで送り込みますが、旭姫と大政所の対面シーンは中々秀逸でした。
真田のおばばさまの時もそうでしたが、人質生活が長く実の息子まで手に掛けざるを得なかった家康のファミリーに思いを致すと、切なさにホロッとなります。
三成との火種
大政所を徳川の人質として差し出すことに激怒した加藤・福島コンビが、三成に詰め寄ります。
この時のあしらい方がテンプレート通りのいかにも三成なのですが、この後の経緯を知っている我々としては歯痒いやらもどかしいやら。
三成に対しては評価が別れるのでしょうが、「あいつらに好かれる必要はない」は確かにその通りだとしても、信繁が言うように言葉が足りなさすぎる。
嫌われる必要もまたないのであって、面倒でもフォローしつつ豊臣家に亀裂を生まないよう腹芸の一つも使うくらいしろよ、な感じです。
家康や秀吉という立派なお手本がありながら致命的に懐が浅い三成で、「豊臣大事」な思いだけで忠義は貫けないからこそ惜しいところです。
徳川・秀吉対面前夜
今回の白眉は、家康と秀吉の対面前夜でしょう。
家康と秀吉の間を取り持つのが信繁になっているのはご愛嬌、2人の前夜密会はほぼほぼ史実なのでしょうね。
家康の「芝居が段々難しくなっている」にはクスリですが、家康の忍耐強さには頭が下がります。
と言って真っ白というわけでもない辺り、本当に喰えない掴み所のない方。
その頃真田家では…
徳川が攻めてくるやら、北条も健在やら、上洛はしないはでピンチな真田家。
草刈・昌幸は値を吊り上げることに固執しますが、どう見ても真田は都合よくそこにあったコマに過ぎません。
上田合戦のことは秀吉の耳にも入っていたでしょうから、対徳川でのコマ。
予告を見ると秀吉に何かとんでもないことを言われるらしいので、そちらが気になりますね、悶々。
ちなみにこの時点では北条も未だ上洛してはおらず、北条攻めの発端となる名胡桃城事件を唆されるのかとか、兄・信幸の徳川との婚姻を勧められるのかなど、来週が待ち遠しい今回でした。
NHK大河ドラマ「真田丸」公式ホームページ
スポンサード リンク
関連記事
-
真田丸振り返り、第28回 受難 豊臣秀次の死
真田丸振り返り、第28回 受難 秀吉と秀次のすれ違いが決定的なもの …
-
もっと真田丸、真田太平記 9 徳川・北条との一戦も辞さず
もっと真田丸、真田太平記 9 丹波・昌幸と源三郎信幸は名胡桃城を訪 …
-
もっと真田丸 その九 オープニング映像 公開
もっと真田丸、その九 オープニング映像・黄金の日々 大坂編が好調な …
-
真田丸振り返り 「第35回 犬伏」 真田親子は犬伏で別れを決断する
真田丸振り返り、第35回 犬伏 さて前回で真田は上杉に与することに …
-
真田丸 第21話 北条と真田の戦 起こるのか
真田丸振り返り、第21回 戦端 茶々様が秀吉の子「捨」を出産し、こ …
-
真田丸 第12話 またまた信繁の見事な裁きに感動 鉄火起請
真田丸振り返り、第12回 人質 鉄火紀請 徳川の昌幸暗殺計画を阻止 …
-
真田丸 もっと知りたい 真田太平記6 信繁の危機
もっと真田丸、真田太平記 6 徳川と豊臣の戦いの動静が真田家にも逐 …
-
九度山(和歌山県)真田まつり 真田昌幸(草刈正雄)がやってくる
もっと真田丸、其の弐 真田祭り九度山編 上田での真田 …
-
もっと真田丸、真田太平記 11 小田原がついに開城、関東の連れション
もっと真田丸、真田太平記 11 大坂・真田の忍び小屋、北条が上洛し …
-
NHK大河ドラマ 真田丸 「第一話 船出」 の感想
真田丸振り返り、第1回 船出 今年1月から始まったNHK大河ドラマ …
- PREV
- 真田丸 真田家と武田家の繋がり
- NEXT
- 上田真田祭りは、豪華キャスト 昌幸、信尹もかっこよすぎ