痔ろう(あな痔)
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2014/12/28
痔瘻の発症
「痔瘻」は、「じろう」と読みます。別名、「あな痔」とも言います。
単刀直入に言えば、「直腸と肛門周辺の皮膚をつなぐトンネルができる痔」のこと。
肛門周辺に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」(こうもんしゅういのうよう)が、すすみ、慢性化すると痔瘻となります。
肛門内側の歯状線のくぼみに便の中の細菌が、入ることから始まります。
歯状線のくぼみというのは、肛門陰窩(こうもんいんか)とよばれるものです。
上向いていて、ポケットになっています。
ここは粘液を出す肛門腺があります。
小さいくぼみなので、普通は便がここの入ることはありません。
しかし、下痢になると、便の粘度が低くなり、粒度も細かくなり、入りやすくなります。
このとき、粘液を出す、肛門腺に大腸菌などの細菌が入り込むことがあります。
さらに、肛門線の付近にキズがあったり、体の抵抗力が低下していたりすると感染します。
感染し化膿すると肛門周囲膿瘍(のうよう)になります。
化膿が粘膜の奥深くまで、進行します。
肛門周囲膿瘍が、悪化すると、直腸と肛門周辺の皮膚を結ぶトンネルがどんどん掘り進められます。
ついには、トンネルが、肛門を突き抜け外部にまで貫通します。
これが、痔瘻なのです。俗称 あな痔。
トンネル=あな ということで、そう呼ばれるのでしょう。
痔瘻の症状
肛門の周囲が、化膿しますから、少し腫れ上がります。
そして、ひどく痛みます。膿が出ます。おしりも熱くなります。
痛みが激しい時には、発熱を伴います。38~39℃の高熱です。
化膿が進行して、一度膿が出てしまうと、一時的に痛みが引きます。
直腸-肛門周囲の皮膚のトンネルが貫通すると、膿が常に出てきます。
これら、痔瘻の症状(肛門周囲膿瘍(のうよう)、痔瘻は、市販薬では、治せません。
もう、肛門科を尋ねるほかありません。
一刻も早く、診察を受けてください。
痔瘻を長期間放置すると 「がん化」すると言われています。
痔瘻は、放置してはいけません。!!
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